ぶろぐはぶろぐ。

毎日悲しかった頃の私が会いにきた日

毎日悲しかった頃の私は、自分の人生を全然生きておらず誰かの人生ばかりを生きていて毎日ともかくモヤモヤしていたし、誰にも優しくできなかった。

毎日泣いていたわけではないけれど、ともかく何も感じない日々だった。
音楽を聴いても外に出ても、季節が変わっても可愛いものを見ても、なぜかそれらと自分を勝手に比べて、勝手に悲しくなって勝手に怒ってばかりだった。


お酒だけが美味しくて、ともかくお酒をよく飲んだ時期だった。お酒を飲むと好きな音楽がちゃんと身体に染みたし、着たい服を買おうと思えたし、季節を感じてなんだか人間に戻れた気がしていた。

 

 

今日たまたまふとした瞬間に、チクチクとその頃の私が「あん時こんなに腹たったよね。」「世の中クソだわ!クソはクソのまま!」「でも、私だって絶対酷いことしちゃったよね、、」とかいろんな声が心の奥からすごく小さな声で叫んできたのが聞こえてきて、少し笑ってしまった。
昔だったらどっと落ち込んでたけど、なんだか今日が涼しいからか、夏のモワッとした空気のようで別にこう言う感じをたまに持つことも悪くないなぁと思った。

 

毎日悲しかったな。
楽しいこともあったのかもしれないけど、なんでか全く思い出せない。それよりも前のこととかはすごく覚えてるのにな。

でも。
忘れて良いんだろうな。そして、たまに思い出した時にちゃんと「私、めちゃくちゃ頑張ってたね。えらいね」って褒めてあげれば、少しずつ消えていくんだろうな。

 

 

 


悲しい感情も怒りも

いつかは消えてしまうんだな。

それもまた、なんだか少しだけ、寂しい。

 

身体っていう器の中に残せるものは限られてるから、消えていくのは仕方ないけれど。今日みたいに、たまにはお盆だし会いにきてね。
いつでも話聞くし、応援しています。

 

自分の味方は自分だって気づけてからの方が毎日とっても楽しいよ。