ぶろぐはぶろぐ。

うつくしいものを 美しいと思える あなたのこころが うつくしい(戸川純さんを見ました)

ともかく最近腰痛がひどい。
右足が常にピリピリとしびれていて、座ったら座ったで腰が爆発しそうで
大声で「たすけてくれ」と叫びたくなる。

寝転んでいても腰が痛くて、夜なかなか寝付けなくて布団の中で「う゛〜う゛〜」とうなって、大体いつも気づいたら朝6時。「寝なきゃ〜寝なきゃ今日支障きたすよ〜う゛〜」と思いながら携帯ゲーム。(UFC)寝てるというか気を失っているというか。布団もやすいニトリの2セット7000円という驚愕ペラペラ布団なので、床で寝ているのと変わらない。寝れない=肌が汚くなる、でなんだか最近肌の白さだけが唯一の救いだったのに、肌さえくすんで見える。(鏡をみないようにしている)

ともかく、一言で言いますと、『悪循環型女子』なんです。


嫌なことがひとつあると、世界が毎日曇天にみえて
銀魂みても笑えないし、twitter見ててもInstagramみてても
皆幸せそうに見えて出てくる言葉は大体、
「皆ええなぁ」
私なんて腰痛金無貧乏デブでこれで一生過ごすんだろうな、あ〜ぁと永遠に考え、
気持ちを紛らわすためにUFCの携帯ゲームをする。
このままじゃいけないのは自分が一番わかっているんだけれど、なかなかその悪循環から抜け出せない。
うう…辛い。なんで私はブスなんだろう、こんなに。
このまま死にたくない。




とここ一週間くらいずっと思ってた矢先、戸川純さんのライブを見る機会があった。

申し訳ないが、私が知っている戸川純さんの知識といえば、有名な楽曲数曲知っている程度で、
少しyoutubeで動画を見たことがある程度。
ライブ活動をこんな風にされていることも知らなかったので、
見れると知った時は「ついに拝める。楽しみだ」と胸高鳴った。


深夜も2時。戸川純×非常階段、戸川純さんはまだかなまだかなと思いながらワクワクして待っていた時に、
まるでピンクハウスの服を全身に身にまとった女性がでてきた。

はっきり言いますが、私はともかくびっくりした。
度肝を抜かすという言葉が一番ぴったりだが、ほんとうにビビった。
私の戸川さんに対するイメージというのはあくまでyoutube上でとまっていて、
なんだかちょっと内気そうで笑うと可愛らしい女性だったのだが、
はっきり言うがうちの母がピンクハウスの服を着たみたいな人がでてきたのだ。
あわててwikipediaを見るが1961年生まれ。もう50才。
そりゃ私が見てる映像は30年も前のものなんだからそらちゃうわ!私よ、馬鹿か!

ライブも椅子に座ってのライブで、座るなり戸川さんの口から
「こんな太ってしまってごめんね」というような事を喋る始末。
なんだかものすごく申し訳ない気持ちになった。

しかし、ファンの人達は間髪入れずに、
「純ちゃん!!!!」
「かわいいよ!!!!!!!」
「太ってなんかない!!!!!!!!:
「足大丈夫???(戸川さんは交通事故の影響で足を悪くされているので)」
と声をかける。
すごい連携プレイ、どうなるんだこのライブ。




結果から言うと、これこそジャンピング土下座なんだか全てが申し訳ありませんでした。

純ちゃんが立って、ステージ前で歌っているときははっきり言ってちょっと泣いた。
「私は純ちゃんが生きていて、ライブをしてくれる時代に生まれて本当によかった」と思ったし、
なんだったら声にでそうだった。「ありがとう」って。
それくらい、良いライブだったし、ともかくカッコ良かった。
そして、MCで「太ってごめんね。こんな姿(映像とかに)残したくない」っていう純ちゃんが可愛くて、
抱きしめてあげたかった。(何様感を感じさせたら本当に申し訳ありません)



私は最近心が痩せていて(まずしくなっていて)、悪の循環から抜け出せず、
嫌なことがあったらイライラしてはお酒をのみ、お菓子を食べ、ブツブツが出来て、
そんな自分にまたイライラして、何を見てても「うらやましいなぁ」と思うことしかできなくて、
「うらやましいなぁ(なんなんコイツ、ムカつく)」という感情にばかりなっていた。


はっきりいって、きれいなものをみても「綺麗」と思えなくて、
美味しいものを食べても「美味しい」と思えなくなっていた。
昔あんなに好きだった歌もきいても「最高だぁ」とも思えなくなったり、心の貧しさが、
私の唯一の大切な部分「美しいものをはっきりと美しいと思うこと(感性)」を壊していた。



高校時代好きだった剣道部の男の子に、「美しいものを美しいと思える人になれ。」と説教されたことが有るのだが、
私はいつだって自分の大切にしているものとかを見失いそうになる。
東京にきてそれがなおさら強まった。
戸惑ってばかりで、大切なモノや嫌なことと向き合うことから逃げて、
うまくいえないけど、私の大切な部分をなくすことが多かった。

でも、戸川さんを見ていると
「忘れちゃいけないもの」とか、
「自分のやっていることに信念をもつこと」とか、
ライブを見ているとすごく「あ、失っちゃいけない。戸惑っちゃいけない。」と思えて、ハッとさせられた。

って、結局いつもこうやって書いてるよね。私。笑
早く腰なおして、がんばろっと。

【セットリスト】
非常階段 featuring 戸川純@第参回真夜中のヘヴィロック・パーティー
1 好き好き大好き
2 肉屋のように
3 フリートーキング











【こっからは読まなくていい部分】
※この数ヶ月前に、女の子が泣きながら
「私は、私のこういう傷つきやすいところとかが好きなんです!!」とかいいながらその人が他人を傷つけまくる場面に出くわしたけど、はっきり言ってそんな事を口にする子供よりも、戸川さんのライブを見ている方が当たり前に胸に来るものもあったし、私はあんなことを言うやつより、こういう女性になりたいなと思った。

つまり何が言いたいかというと、強くなりたい。