ぶろぐはぶろぐ。

【映画】全世界のバカ共へ。『ハイ・フィデリティ』見ました。

▼『ハイ・フィデリティ』ティザーはこれ


えーっとですね。タイトルには全世界のバカ共なんて書き方をしまったけど、それはちょっと失礼なので
全世界の野郎共、いや、これも失礼か…
もうあれかな、私の周りにいる腐れ野郎共(恋愛面・友達面も含む)に告ぐブログを書きます。
ただのインテリ野郎には興味ありません。
この中に宇宙人、未来人、異世界人、超能力者…じゃなくてこじらせているバカなやつがいましたら、
その方だけブログを読んでください。以上。笑



ということで、
みた感想はあれですけ、アニーホールみたいでした。につきます。
私達はあくまで1視聴者であり、この世界を覗き見させてもらっている。
主人公が私達に語ってくれてたり、変に不自然な画作り(家に入るシーンの画角の固定・執拗なほどのカット数だったし)が
あったり、こういった演出、いつも関心します…。


って、言いたいのはそんなことじゃない!!!!!!!!!!!!!!!
今回のブログはひとまず読み手を定めたので、物語の紹介とかは置いといて、ともかく私の『意見』を記載します。



印象に残ってるセリフを上げていきたいのですが、
主人公でもありレコード屋で働く音楽オタクの彼・ロブはこんなセリフを残してて、



「人間の価値は人間性などではなく、その人間の聴いている音楽の趣味によって決まる」




ほんとわかってないんだから!!!!(ドラマかな?このセリフ)
私は人生で初めて、CDを自分から聴いた歌手は、ゴイステでもガガガでもミドリでもありません。
「ゆず」です。なぜか知っていますか?
そうです、昔好きだった男の子がゆずを好きだったから、CDを借りるきっかけにしたかったのです!!!

お兄ちゃんの部屋から毎朝目覚まし代わりに流れる、BEAT CRUSADERSの「HIT IN THE USA」に
「あああああああうるさい。○○君みたいにゆず好きな人と将来は絶対に結婚しよう」と心に誓いました。

(余談ですが、あの頃から10年以上たち、ゆずはあまり聞かなくなってしまったけど、OTODAMA2010でみたBEAT CRUSADERSの散解で演奏された「LOVE DISCHORD 」のあの震えるような感動が、IPodビークルを聴くたびに思い出して、叫びたくなります)


話は戻りますが、私はロブと逆の意見、
人の価値というのは、人間性で決まるのではないかと思うのです。

確かにロブの言うように、私だって
オリックスブルーウェーブが好きやねん」
「あ、俺も。後藤楽天言っちゃったね。悲しいね」なんて言われたら一気にその人の事が好きになるし、
それだけでもうつきあいたいと思います。

しかし。先ほども述べましたが、女は悪魔です。魔性です。魔女なのです。力を持っている。
「(あ、○○君はゆずが好きなんやな、しめしめ。ゆずとかくっそ興味ないけど、聴いて○○君と話合わせたろ)」
と常に考えています。
音楽の趣味・し好は合わせられるのです。音楽だけじゃない、野球もサッカーも食べ物も色も全部全部!


人の価値っていうのは、
『音楽の趣味で決まる』とか、『野球の趣味で決まる』とか、そんな決めつけた狭い範囲内で決まるのではなくて

『好きな人の為にどれだけ音楽に詳しくなろうと努力したか』
『好きな人の○○の部分尊敬できるから、私も見習ってみよう』だとか、
この『好きな人の為に頑張りたいと思う気持ち』じゃないのかなと私は思うわけです。
だから、私は人の価値はこういった『心意気』っていう『人間性』で決まると思う。


ハイ・フィデリティでも印象に残っているシーンがあって、
それは、ローラの父の葬式のシーンなのですが、
ロブはローラに「ごめんね」って謝るシーンがあるんだけど、
ちょっと感動した。
「これが成長か」って。


同棲していたけど出て行った彼女・ローラは、ロブにこんな事を言ってたよね、

「あなたって変わらない。自分も人も変わることを許してくれない」


なんか知らんが皆それぞれ『こだわり』っていうのがあって、
(それがこの映画の場合はロブの『音楽と執拗な恋愛に対するプライド』なんだろうけど)
どんなにゆるやかな人にも、変に頑固だったり、絶対に曲げないものを持ってたり、
それをなんだったら人に押し付けてしまうところだったり…。


全てロブだけが悪いとは思わない。
新しい男に逃げたくせに、元カレのロブの家にやってきたり、電話するローラもダメだなって思う。
けど、それでもロブはしっかり自分から「ごめんね」って言ったよね。
これって多分ロブが「こだわり」を捨てたわけではなくて、「大人になった(成長した)」っていう、
心意気を見せてくれたすごく大切な場面だと思った。






私は、絶対に「こだわり」だとか「プライド」とかで自分の価値を決めつけられるのは嫌だし、
一番大切なものは『思いやりの心』だったり、ちょっとした『気遣い』だとか、『優しさ』だとか
人間性だという事はやはり譲れません!

しかし!かといって、人の成長とは「こだわりを捨てる事」だとも思っておりません!
やはり「こだわりを持つ人」はかっこいいし魅力的なのです!
大切なのは「こだわりを捨てる事」ではなくて、「心意気」を見せることなのです!!!!!!!

だから!!!全こじらせ野郎につぎます!
こだわりは捨てなくてよし!貫け!!!!自分が正しいと思った道をすすめ!!!!!!!!!
でもたまに、優しくしろ!!!!!!!!
そして。私は寛大な心を持てる人間になることを、
ここに誓います!!!!!