ぶろぐはぶろぐ。

「苦役列車」をみました

苦役列車・ティザー

東京で一人暮らしをはじめてはや2ヶ月と少し。
24年間一人暮らしをしたことなんてなかったので、寂しいかな?と思ってたんだけど
案外、一人でご飯を食べていても平気だったし、ただいまっていって誰もいなくても平気だった。

唯一寂しいなと思ったのは、コンビニでバイト中家族で買い物をしていた人をみた時。
「これかってよ、お母さん」とダダをこねる子供に
「お父さんに言いなさい!」と大声で言うお母さん。
その風景を見ていて、「やべ、泣きそう」と思い、休憩の合間にすぐにお母さんにラインをした。
「寂しい」って。

私は将来は自分の作品(映像)を撮る人になりたいなと考えている。(できればこの2年以内に。)
師匠に「才能がない」「一番できない」と言われるたびに、あきらめた方が良いのかな
私って才能ないよね…美大卒でもないし。 とマイナスな気持ちになる。

苦役列車」の森山未來演じる貫多の「中卒の事馬鹿にしてんだろ」という台詞が、
どうも腹が立って仕方なかった。
誰もお前の事学歴で評価してないし…とか映画見ながら思ったが、
ハッと「美大卒じゃないし」という自分の姿とかぶって見えた。

貫太の寂しそうな姿を見ると、なぜか無性にイライラした。
でもそれは、友達もいない東京で一人ぼっちの私を見ているような気がしたから。

本当は寂しいもんね。

私にはインターネットもあるし携帯電話もある。
いつでも家族につながるし、いつでも地元の友達とも連絡がとれる。
支えてくれる彼氏だっている。

それでも孤独を感じる時がある。

なりたい職業がある。
それでも、自分の才能・努力をする事から向き合わないで、お酒だったり(貫多の場合は性欲だったり)
その場の楽しさに逃げてしまっている自分がむなしいし寂しい。

でも、最後は向き合う。
成功するかどうかはわかんない。(なんか貫多、小説家としては売れなさそう・・・)
それでも、貫くことが大切なのかもしれないな。っとぼんやり思った。




・・・・にしても、関係ないけど
ところどころに挟んでくるボケ感、私は苦手だった、、。
高良健吾がぼんやり空に浮かんだり、
森山未來がゴミ山に落っこちたり。
ああいうの見ると、世界に入っていたのがいきなりどでーんとすっころんでしまう。
ジョゼのラブホテルで魚が浮いているシーンみたい。

あのゴリラ・猿・ライオンになるシーンみたいなボケが好きなんだけどなぁ、、、。個人的な意見です!